どこからがプロと呼べるか

どんな状態になったらプロと呼べる?

芸能業界では、関係者や先輩方に「プロってどういう人ですか?」と聞くと、いろいろな意見が返ってくると思います。
おそらくその答えのどれもがほとんど間違っちゃいないものでしょう。
しかし、納得できるものもあれば、そうでないものもあります。
その違いはなんでしょうか?
そこには、「プロとは何か」という言葉に様々な語弊を生む要素があるから発生するものです。
今回は声優志望のかたからいただいた質問に関する回答を踏まえて解説したいと思います。
本編はこちらでお話ししています。

言葉には必ず行き違いが起こる

「今より、もうちょっと乗りやすい車にのりかえたいなぁ」
そんな会話をしていたとします。
さて、どう解釈しましたでしょうか?
所有する車を買い換えたいと思った方もいらっしゃるでしょうし、今ドライブで使っているレンタカーが乗りにくくて借り換えたいと思った方もいらっしゃるでしょう。
なぜこんなことが起こるのでしょうか?
それは、言葉には、省略・歪曲・一般化という性質があり、同じ出来事や同じコミュニケーションであっても、人によって受け止め方が変わるため、必ず行き違いが起こるのです。

例えば、車の車種は?メーカーは?乗れる人数は?タイヤの数は?
乗りやすいというのは、乗車時に?運転面で?普段の使い勝手で?
これだけでも、人によって変わります。
話し手と聞き手が言葉の足りない部分をそれぞれ補って、全く別のものをイメージしていると、「もうちょっと乗りやすい車がいいなぁ」「十分乗りやすいじゃん」ということが普通に起こります。

省略されている目的語を明確にする

今回、動画でお話しさせていただいたのは、どういった点でプロかどうかを判断する、その基準を明確にするという点に絞ってお話ししました。
お金の面で?経歴の面で?地位の面で?
人によって、何をテーマにして話しているかが、まずバラバラです。
そこをまず明確にすると、プロとアマの基準に関する意見は、そこまでばらつきません。

統一しようとしない

そして、人によってこれまで生きてきた体験によって生み出された価値観が異なるため、判断も異なります。
ポイントは、人それぞれ体験や価値観は異なるため、無闇に統一しないということです。
統一しようと「これはこうだ!」なんてやるから、争いが起きるんです。
自分が思う答えで全く問題ありません。

今回の質問を通じて得たい答えは何?

今回の質問で、質問主さんが本当に得たい答えはなんでしょうか?
プロとしての生き方・立ち振る舞いを知って真似をしたいのであれば、聞きたい内容は先輩方の体験談になるでしょうし、実力の基準を知りたいのであれば、本当に聞きたいことは実力向上するスキルになるでしょう。
答える側も、質問の答えを聞くことで、その人がどうなりたいかを質問することで、より適切な意見を伝えることができるかもしれません。

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