ストレートナレーション2

ストレートナレーション 3つの訓練 その2

皆さん、ごきげんいかがでしょうか?
声の悩み解消のスペシャリスト、ボイスカルチャー加藤寛理(@hirorisan)です。

前回から、ストレートナレーションの具体的訓練方法を3回に分けてお届けしています。

大元の記事

ストレートナレーション 限界突破の訓練

ご紹介する訓練の3つは次の通りです。

ストレートナレーション 3つの訓練
  1. 身体的感覚反応への誘導
  2. メンタルコンセプトの実践
  3. 正確な発声訓練

題材とさせていただいたナレーションはこちら。

ドイツの首都 ベルリン
あまり水の印象は強くないベルリンですが、このシュプレー川では多くの観光客がクルージングを楽しんでいます
実は世界遺産の横を流れていることもあり、観光として遊覧船が大人気です
船から見えるヨーロッパの街並みや世界遺産をごゆっくりお楽しみください

今回は2番目、メンタルコンセプトの実践について解説します。

今回の記事の動画はこちら

メンタルコンセプトとは

2つ目の訓練、メンタルコンセプトです。

メンタルコンセプトは、カラオケが上手くなる訓練の動画でも少し触れたことがあります。

自分が模倣したい方の声を、何を聴かなくても頭の中で細かく再現できるまでイメージする訓練をメンタルコンセプトといいます。

今回の動画では、メンタルコンセプトの訓練を3つのステップに分けてご紹介しました。

ステップ1 お手本をなぞる

まずは、自分の過去の記憶にある理想や既存の先輩の作品の中から、自分が模倣をしたいと思うものを選びます。

そして、その方のお手本となる音源を何度も聞き返します

その後、お手本をなぞるように一緒に声を出します

慣れてきたら音量を下げて自分の声が聴こえるように、お手本と自分の声の差を調整します

さらに慣れてきたら、少し自分が後から追いかけるように再現してみます

メンタルコンセプトの訓練を10段階にすると、ここまでで1〜2程度になります。

ステップ2 何も聴かずに再現する

2つ目のステップは、聴かずに再現することです。

お手本の方の口調、息遣い、言葉尻、速度や言葉の粒の揃え方など、あらゆるものを忠実に再現します

お手本の人を知らない人に言葉で説明して、理解してもらえるレベルにまで話せる・実演できるようになったら、10段階でいうところの8程度です。

知らない人に言葉や実演して伝わるとは、相当深い理解と再現性がないと伝わらないので、そこまでやり込みます。

ステップ3 不要な部分を削除する

誰かを徹底的に模倣することをモデリングといいます。

モデリング(英: Modelling)は、心理学用語のひとつ。何かしらの対象物を見本(モデル)に、そのものの動作や行動を見て、同じような動作や行動をするのがモデリングである。(Wikipediaより)

モデリングの最終的な工程でもありますが、全部再現したあと、必要ないと思うものを省いていきます。

省いたことによって崩れたら必要、影響がなければ省きます。

これが完成して、メンタルコンセプトとしては10になります。

メンタルコンセプトの重要性

さて、なぜメンタルコンセプトが大事なのかについて、最後に少しだけ触れたいと思います。

最終的なゴールまで、今はまだ遠くて頂上が見えないーそんなもんかもしれません。

ただ、自分が目指したいと思う声について、お手本があるなら、それを覚えることによって、

イメージした通りに声の筋肉が動いてくれる

これが最も大きな要因です。

次回は、最後の訓練、発声訓練です。

イメージ通りに声の筋肉を動かす、声の筋肉についてのお話です。

※具体的なメンタルコンセプトの方法については、ストレートナレーションの講習会にてお伝えします。

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