輪状甲状筋

喉頭 声をコントロールする中枢部

声をコントロールする中枢部 喉頭の概要

声の仕事をする上で、やはり知っておいて損はない声帯周りの構造。
仕事をこなす程度であればそこまで深く知る必要はありませんが、長く確実に業界で活躍したい場合や表現に行き詰まった場合には、最初に知っておきたいポイントでもあります。
まずは、声がどうやって出るか、そしてどのようにすれば声を自由自在にことロールできるかについて見ていきたいと思います。

喉頭の位置

出展 咽頭・喉頭の3つのはたらきーgoo辞書 より

まずは、声帯の位置関係を見てみます。
場所自体は喉仏のすぐ下に声帯の中枢部があります。
青い丸で囲まれた部分を喉頭と呼びます。
具体的な場所は、イラストの方を見比べながら説明します。
器官と食道の分かれ目…イラストの青丸で空気と書かれているあたりが喉頭の一番上です。
食べ物が通る際、空気の通り道である器官に入らないように交通整理をする役割を担っています。
そして、青い矢印の先っぽあたり、やや大きめの骨が見えると思います、そこが喉頭の一番下になります。

喉頭が、声をコントロールする際の中枢部になります。
参考までに、似たような単語で咽頭(いんとう)というのもあります。
これは、器官と食道の入り口あたりから鼻のあたりまでの範囲のことをいいます。
発声を学ぶ際、咽頭も取り扱うので覚えておいてください。
ちなみに、「喉を締める」と表現されるとき、実は喉頭ではなく下〜中咽頭の場合もあるので、本来は喉という言い方が不適切かもしれません。

声帯の位置

さて、声帯の具体的な位置ですが、上のイラストにある青い丸の空気と書かれた部分の下に、白い大きな軟骨があると思います。
その部分を抽出すると、このようになります。

軟骨名称つき

マスクの形のような軟骨を甲状軟骨
竹輪を斜めに切った形のような軟骨を輪状軟骨
鳥の爪の形をしている2対の軟骨を披裂軟骨
といいます。
この3つの軟骨は、声の仕事をする人は必ず覚えておいてください。

声帯筋

声帯筋は、正式名称内甲状披裂筋といいます。
甲状軟骨と披裂軟骨をつないでいる筋肉(の内側の部分)になります。
上から見た場合、このような形になっています。
青い線に接している薄い桃色の部分が声帯筋になります。

声帯

また、声帯筋周りの構造は、こちらの動画で紹介しています。

補足)喉頭は、甲状軟骨や輪状軟骨の内部に位置するものですが、文字通りざっくり「喉のあたりにある部分のこと」と覚えても差し支えありません。

声帯筋は何本も筋繊維が通っていて、たくさんの紐をねじったように交差しており、収縮すると雑巾を絞ったような形になります。
声帯筋は収縮する際、披裂軟骨が倒れて縮みますが、披裂軟骨が倒れる程度、鳥の爪が傾く程度の動きしかできません。
つまり、声帯筋単体ではできることに限りがあります。
別名、緊張筋とも呼ばれる由縁です。

次回は、1人ではできることが限られている声帯筋をサポートする仲間についてご紹介します。

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